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価値ある体験を④


中華街に行った時に大判の雲呑の皮を仕入れて、たまに手作りしますが、この日は珍しく揚げ雲呑。食べ過ぎるね笑


遊びから生まれる

グループクラスで提示される一連のステップは、それ自体そのままミロンガで使える可能性は、実は低かったりします。

まずミロンガでは即興で踊る以上、お互いはどのように踊りを組み立てていくか決まりがありません。レッスンだとお互いやるべきことがわかっていますから、忖度しあいながらどうにか成立させられるでしょう。これはこれで立派な成果です。

 

 

 

しかし、レッスンではうまくできたけど、ミロンガだとできなかった、あるいはどのような場面で使えるかわからなかった。なんてこともしばしば。

なので、提示されたステップ以外にもリーダーにはいろいろ試してみてほしいのです。この入り方だったらこの形からも入れる!とか、ここからは無理だった!フォロワー側からも、実はこっちと入り口が似てるからやってみましょう!など。こっち側でできるなら反対側はどうだろう?など、遊んでみてください(ふざけるのは怪我のもとなので良くないですが)

遊びの中から、シナプスが活発に展開し始めるでしょう!

◆ミロンガ参加のみで上達できる?

講師が正解ではないというならレッスン・クラスなど要らないじゃないか!となりそうですが、あながちそのような指摘は間違えでもないかもしれません。

習わなくても自然と成長できる人、成長できる環境があれば、踊れるようになるセンスを持ったかたもいらっしゃいます。自己流であっても、それがミロンガで受け入れられているなら「この人のタンゴはこういう感じなのね」「個性的ね」と楽しむことができるでしょう。

その逆に、楽しめない、嫌だな、と思うこともあるかもしれません。「これがタンゴ?」となるかもしれません、良い意味でも悪い意味でも。それぞれ好みの問題です。

 

 

ミロンガで踊るためだけであれば、タンゴの全てを理解しなくても良いのかもしれません。誰かの真似だけであって、その人自身のパーソナリティが見えない踊りもなんだか寂しいものがあるので個性は大事なことです。しかしその個性は「平均的なところ」を知っていて初めて「個性的である」ではないでしょうか?

そしてその「平均的なこと」を知る術は、レッスンに通うことだと思います。レッスンでは個性も大切にしますが、共通言語となりうる基礎をしっかりと習得できます。クセが強すぎると踊る相手のレンジが狭くなてしまって、結果的にタンゴの世界を限定的にしてしまうかもしれません。

ミロンガだけでは知ることのできないタンゴの深み、知りたくありませんか?


Juan D’Arienzo

フアン・ダリエンソ楽団

“Loca”


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